紙の知識② 紙の流れ目とは

「紙の流れ目」とは、紙の繊維の方向(向き)のことです。
流れ目には、「縦目(T目)」と「横目(Y目)」があります。

紙の繊維の方向は、抄造機が進む方向に平行になります。
抄造されたロール原紙を平判用紙に断裁する際、断裁の向きによって、繊維が縦に流れる用紙と、横に流れる用紙の2種類が出来上がります。下の図のように、用紙の長い辺と繊維の流れが平行の場合は「縦目」、垂直の場合は「横目」となります。
なお、繊維の方向は、手で紙を裂く、または折ることで確認できます。裂けやすい方向、折りやすい(折り目が割れにくい)方向が繊維の向きとなります。

なお、目の表記について、46判(788×1091mm)の用紙の場合、「788×1091」という表記は縦目をあらわし、「1091×788」という表記は横目をあらわします。